2025年05月21日
【6月21日(土)】「第2回文化創造都市フォーラム~本のまちづくりによる文化創造都市を目指して~」を開催します
20250621文化創造都市フォーラムチラシ(完成版)
北海道文教大学地域創造研究センターでは、足元にある幅広い地域資源を新たな視点で「文化資源」として見つめ直し、そこから地域の活性化に向けて新たな価値を生み出し、創造的な都市政策の展開を目指していく「文化創造都市プロジェクト」に取り組んでいます。その一環として、地域資源の再発見に向けた「地域資源調査」を実施し、そこでは、恵庭市がこれまで進めてきた独自の特色ある政策を「政策資源」として再認識、評価し、その意義や課題等を検証しながら、新たな時代における文化創造政策としての展開可能性について検討を進めています。
恵庭市の貴重な政策資源の一つに、ブックスタート、全小中学校への学校司書配置、読書条例の制定、まちじゅう図書館など、これまで息長く先進的に取り組んできた読書文化政策があります。
現在、本をめぐる環境に大きな変化があります。電子書籍化やネット販売が進み、地域から書店が消え、本に触れ合う機会が次第に少なくなってきています。本を読むことは、自ら経験できないことを学び、多様な思考や発想を自らの経験として蓄積していく創造的な営みであり、地域政策としても向き合うべき大切な課題です。このような状況のなかで、恵庭市で培われてきた読書文化政策の伝統を活かして、新たな本の文化創造に向けた新しいまちづくり政策を展開していけないかと我々は考えています。
恵庭市のこれまでの読書文化政策を振り返り、他都市の取り組みや、都市政策の潮流などを見極めながら、次の時代に恵庭の読書文化をつなげていくための議論を、市民と一緒に進めていくために以下の通り、第2回文化創造都市フォーラムを開催いたします。ご関心のある方のご参加をお待ちしています。
【日 時】
令和7年6月21日(土)14時~16時
【会 場】
北海道文教大学 鶴岡記念講堂2階 921教室
(恵庭市黄金中央5丁目196-1/正門から入りすぐ右手の建物です)
【内 容】
<はじめに>
「文化創造都市プロジェクトのねらいと開催趣旨」
小磯 修二 (北海道文教大学地域創造研究センター長)
<基調報告>
「恵庭市における読書活動の変遷」
内藤 和代 (元恵庭市教育委員会次長/元恵庭市立図書館長)
「恵庭市読書活動推進の取り組みと現状」
和合 智子 (恵庭市教育委員会読書推進課長)
「調査報告(本のまちづくりに向けた他地域の取り組みなど)」
中嶋 英人 (北海道文教大学地域創造研究センター客員研究員/
大日本印刷㈱出版イノベーション事業部文教DX推進本部事業開発部企画課)
<パネルディスカッション>
パネラー:原田 裕(恵庭市長)、柳本 優子(恵庭市立図書館長)、
平井 梓(認定NPO法人まちづくりスポット恵み野理事・事務局長)、基調報告者3名
※敬称略
【参加費】
無料でご参加いただけます。
【お申込み】
不要です。ご気軽にお立ち寄りください。
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