2021年12月09日

学生による投書が、北海道新聞に掲載されました。

国際教養学科では、現代における教養を「世界や地域で考え、行動できる知性」と定義し、国際感覚や語学力はもちろん、日本語の表現能力を磨く授業にも、力を入れています。

 

そんな授業の一つ、「日本語表現技法Ⅰ、Ⅱ」では、「話すこと」、「聞くこと」、「書くこと」の力を身につけるべく、新入生たちを指導しています。中でも「日本語表現技法Ⅱ」では、教科書『「型」で身につける!文章作成技術』(矢部玲子著 大学図書出版)を用いて、様々な「型」の文章を作成する技術の習得を目指しています。

 

その一つ、「新聞読者投稿欄の型」では、学生たちに、実際に新聞に投書することを奨励し、毎年掲載されています。
今年も、11月に3日連続、そして12月にも、現在のところ2日連続で北海道新聞に掲載されています。

 

今回から連続で、学生たちの掲載投書を紹介します。

 

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紙と電子 利点を使い分け
国際教養学科1年 野藤颯人

 

電子媒体の普及で紙媒体の存在が危うくなり、やがてなくなってしまうと思っている人は多いのではないか。全国出版協会の統計によると、書籍や雑誌などの販売額は減少傾向にあり、紙媒体は衰退の一途をたどっているように見える。

 

しかし、日本製紙連合会(東京)が2015年に行った調査によると、回答者の約8割が、書籍・雑誌・漫画は紙で読みたいと答えている。

 

調査会社のクロスマーケティング(東京)による19年実施のアンケートでも、読書手段は紙の書籍が良いと答えている人が9割を占めることが分かった。

 

僕も紙の書籍を愛読している。電子書籍より見やすく、記憶に残りやすいからだ。しかし持ち運ぶには重く、何冊も持てない。逆に電子書籍は持ち運びは楽だが、目が疲れるなどデメリットもある。

 

これからもどちらかに偏ることなく、双方の特徴を生かしながら、紙と電子、それぞれと付き合っていきたい。

 

*投書本文は、北海道新聞「読者の声」欄、2021年11月23日を御覧ください。(掲載に当たり株式会社 道新デジタルメディア 著作権御担当者に確認の上許諾済)

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「型」で身につける!文章作成技術
https://bit.ly/3G2v1Mh

 

 

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