2022年06月21日

国際コミュニケーション学科授業紹介:日本語表現技法I(プレゼンテーション)

今回は国際学部・国際コミュニケーション学科の授業のお話をしようと思います。

 

国際学部のミッションのひとつが「北海道を/から世界に!」ですが、そのためにはしっかりと自分たちを、あるいは北海道の魅力を世界に向けて、あるいは世間に向けてアピールできる必要があります。

 

これはもちろん「世界」に関係しなくても、社会人となってなんらかの仕事をする場合、それが販売の仕事であれ、研究の仕事であれ、接客が必要となる仕事であれ、とてもだいじな技術のひとつだということで、国際学部では「社会人基礎力」領域の「実用日本語」科目のひとつとして「日本語表現技法I(プレゼンテーション)」という科目を設置し、1年次の必修科目としています。

 

そしてもうひとつ、本学は今年度から「1年を4つの学期に分ける『4ターム制』」を取り入れています。これまでの「前期・後期制」では多くの授業が「毎週1回・15週間」という設計だったのですが、4ターム制にすることにより「毎週2回・8週間」という密度の濃い授業を展開することができるようになりました。簡単にいうと「前回の授業が1週間前」であったときよりもずっと「前の授業とのつながり」を意識しやすく、また集中しやすくできるのです。

 

そんなわけでいまちょうど第1タームが終わり、第2タームが始まる時期となりました。第1タームの授業は次々と「終了」を迎えています。そして冒頭でお話しした「日本語表現技法I(プレゼンテーション)」も、ついに「最終発表」を迎えました。

 

最終発表のテーマは「私の行きたい国・場所」。スライドを使って3分間、自分の行きたい国や場所についてプレゼンテーションをするというものです。最終発表、すなわち「試験」のようなものですから、心なしか学生のみんなは緊張しているような、けどそうでもない人もいるような…

 

 

初めての発表では小・中学校の調べ発表のような「文末上げ発表口調」が目立ったため、文末・節末上げの禁止を厳命したのですが、そのころからまだ2か月しか経っていないのに、心なしか学生たちに「プレゼンテーター」の自覚が芽生えてきたような気がします。4年後、ここを卒業するころには、きっと立派な即戦力をもった人材に育っていることでしょう。

 

新しい学部はそういうところもすごく楽しいのです。

 

ちなみに本稿の写真は、すでに即戦力としての実力をもつという呼び声の高い清水さんが「韓国の魅力」についてプレゼンテーションをしているところです。即戦力として、次回のオープンキャンパスにも学生スタッフとして来てもらう予定ですので、どうぞご期待ください。

この記事をシェアする