1.郵便、銀行
留学生が日本に来て最初に行う手続きが、市・区役所等での転入届、国民健康保険の加入とともに下記に記載している郵便局での「転居届」と銀行での口座の開設です。各市・区には本局と呼ばれる大きな郵便局があり、本局では土曜日、日曜日、休日でも郵便業務を取り扱っています。本局以外にも郵便局は各所にあり、郵便物の配達のほか、貯金や保険などの業務も行っています。
留学生が来日し、住居が確定したときまたは引越しをしたときは近くの郵便局へ行き「転居届」のはがきに記入して届けると新しい住所に郵便物が届きます。また、前住所に届いた郵便物も1年間は新しい住所に転送されます。
郵便局の受付時間は、下記のとおりです。
郵便: | 月曜日~金曜日/9:00~17:00 |
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貯金: | 月曜日~金曜日/9:00~16:00 |
外国為替・送金: | 月曜日~金曜日/9:00~15:00 |
- ATMの利用時間は、郵便局によって異なります。
銀行口座は早めに開設しておくことをお勧めします。口座を開設する際、在留カード及び学生証の提示が求められます。銀行によっては印鑑が必要です。窓口の営業時間は、平日午前9時から午後3時までです。ATMは設置場所によって利用可能な時間が違いますので、注意してください。
2.電気、ガス、水道、ゴミ処理
電気
水に濡れるなどして電気がショートした場合や電気を容量以上に使ったときには、ブレーカーが落ち、電気が自動的に止まり停電します。このような時は、電気器具をコンセントから抜き、使用を減らしてから、ブレーカーを上げます。部屋の電気容量をあらかじめ不動産業者などで調べるとともに、電気の使いすぎに注意しましょう。なお、電気のトラブル等があった場合は、電気料金の領収書に書かれている営業所に電話してください。
ガス
引越しなどにより新しくガスの使用を開始する場合は、少なくとも4日前までにガス会社に連絡してください。担当者が来て、開通作業をしてくれます。開通作業をするときには、在宅していなければなりません。
水道
水道を使用するときは、住んでいる地域の営業所に連絡してください。料金の支払は2ヶ月ごとに請求がきます。請求書にしたがって料金を支払ってください。また、北海道の冬はとても気温が下がります。夜間及び連続して部屋を空ける際には必ず水抜きをして凍結防止に努めましょう。一度凍結すると高額な修理費がかかります。年末年始は、修理業者も休みになりますので、すぐに修理することは困難になります。
ゴミ処理
家庭ゴミは、市区町村が回収します。「ゴミと資源の分け方・出し方」については市役所・区役所などにあります。
分別したゴミを出す曜日・時間や場所は、地区によって異なります。可燃ゴミは通常、1週間に2回、不燃ゴミは1カ月に一回、回収されます。収集日当日の朝8時までに、区役所または市役所が指定した袋に入れて集積所に出してください。
テーブル、椅子、布団、ベッド、暖房器具、自転車などを日常のゴミと一緒に捨てることはできません。大きなゴミ(粗大ゴミ)を捨てるときは有料となり、住んでいる地域の区役所又は市役所に連絡をすると取りに来てくれます。
また、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目については、家電リサイクル法により、粗大ゴミとして捨てることができません。その製品を買った販売店か、同じ種類の製品を買おうとしているまたは買い換えようとしている販売店に連絡し、引き取ってもらうことが義務付けられています。
ただし、買った販売店が分からず、買い換える予定もない場合には、住んでいる地域の区役所又は市役所に問い合わせしてください。ゴミ処理のルールを間違うと近隣住民とのトラブルの原因となることがありますので、ゴミを捨てる際は規則を守ってください。
3. 緊急の場合
急病・怪我などで救急車が必要なときは119番をかけてください。学内では、保健管理センターで応急処置を受けることができます。
火災などで消防車が必要なときは119番をかけてください。自室や隣室で火事が起こったとき、必ず大声で「火事だ!」と叫んで周囲の人に知らせてください。電話では「火事です!」とはっきり伝えて、住所を正確に言ってください。
盗難・交通事故などで警察が必要なときは110番をかけてください。学内の場合は、学生課または国際交流室に連絡してください。キャッシュカードやクレジットカードを盗まれた場合は、すぐに銀行やクレジットカード会社に連絡してください。
日本は地震が多い国です。地震が発生したときは、あわてずにテーブルの下に隠れたりして身の安全を図ってください。大きな揺れが続くのは、1分間程度です。揺れが収まってから火、ガス、電気などの点検をしてください。
4. 学位記授与式に参加する親族のための「短期滞在」ビザについて
卒業・修了見込みの学生の親族が、学位記授与式に出席する目的で来日する場合、「短期滞在」ビザ申請のための「身元保証人」が必要なことがあります。本学では、この身元保証を引き受けることができます。
申し込みには条件がありますので、国際交流室に相談してください。