2025年07月29日
一期生の卒業研究プロジェクトが、日本プロジェクトマネジメント協会のセミナーで紹介されました
2025年7月18日(金)、国際教養学科 渡部教授が日本プロジェクトマネジメント協会のセミナーで、『地政学から考える北海道の潜在力』をテーマに基調講演を行いました。
詳細は、こちらからご確認いただけます。
渡部教授の基調講演では、今年3月に卒業した一期生の卒業研究プロジェクトの成果論文『インフラ整備による物流の合理化促進に向けた地政学的考察』の内容も、セミナーに全国から対面・オンラインで聴講していた参加者に紹介されました。
国際学部では、4年次に大学の学習の集大成として卒業研究プロジェクトがあり、この学生さんは『現代地政学事典』の執筆陣でもある渡部教授の研究室に、3年生の時から研究の相談に訪れていました。
4年次では、代表的地政学者であるマハン、マッキンダー、スパイクマンの著作に挑みながら、北海道の地理的特性や物流ネットワークの分析枠組みを考えました。そして、北海道の物流インフラの歴史・現状から課題を抽出し、将来の課題解決に向けてインフラ整備の視点から提言を行なっています。この度紹介された成果論文は、大学院の修士論文並みの40ページに及ぶ力作で、指導した渡部教授も「非常に学ぶことの多い1年間でした」と振り返っています。
この学生さんは、自身のキャリアプランや就職活動を通して、北海道の物流問題に関心を持ち、卒業後も物流関係の企業に就職しております。国際教養学科では、4年間の学びが着実に卒業後のキャリアパスにもつながる教育を意識しています。
国際教養学科、一期生の卒業研究プロジェクトの研究テーマを、以下に一部ご紹介いたします。
「フィリピンの貧困状況を取り巻く課題〜私たちにできること」
「スリランカにおける紅茶産業」
「台湾で親しまれた本邦料理〜日本食普及の背景〜」
「同化政策下のアイヌの家族・人間関係」
「リカレント教育について〜日本の教育制度を考察して〜」
「表現教育〜音楽から学んだこと〜」
「表現教育〜デザインを通じての自己表現〜」
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