2022年01月04日

学生の投書、北海道新聞に続々掲載!(4)

今年初のお知らせになります。今年も国際教養学科をよろしくお願いいたします。

 

国際教養学科では、現代における教養を「世界や地域で考え、行動できる知性」と定義し、国際感覚や語学力はもちろん、日本語の表現能力を磨く授業にも、力を入れています。

 

そんな授業の一つ、「日本語表現技法Ⅰ、Ⅱ」では、「話すこと」、「聞くこと」、「書くこと」の力を身につけるべく、新入生たちを指導しています。中でも「日本語表現技法Ⅱ」では、本学科所属教員の著書、『「型」で身につける文章作成技術』(矢部玲子著 大学図書出版)を教科書に用いて、様々な「型」の文章を作成する技術の習得を目指しています。

 

その一つ、「新聞読者投稿欄の型」では、学生たちに、実際に新聞に投書することを奨励し、毎年掲載されています。
今年も、北海道新聞に続々掲載されています。
学生たちの掲載投書紹介、今回は第4回目です。

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軽石被害 早期の解決祈る

 

国際教養学科1年 山西芹夏

 

小笠原諸島南方の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で出た大量の軽石が、沖縄県など各地に大きな被害をもたらしている。

 

福徳岡ノ場は8月に噴火した。軽石は噴出したマグマが急冷却してかたまったもので、大きさは最大25センチにもなるといい、11月26日の時点で鹿児島・伊豆諸島の計132港に漂着したことが確認されている。今後、本州沿岸に到着する恐れもあり、関東地方周辺ではオイルフェンスの準備などの対策が進められている。

 

特に沖縄県では港やビーチを軽石が埋め尽くし、漁業や観光などに深刻な影響が出ている。船が軽石を吸い込んで故障するのを避けるため各地で漁に出られなくなったり、養殖魚が軽石をのみ込んでのどや胃、えらに詰まらせ大量死する事態も発生している。

 

軽石の大量発生は環境や海の生態系にも影響を与える心配がある。火山の噴火は人が止められる問題ではないかもしれないが、一刻も早い解決を祈っている。

 

※投書本文は、北海道新聞「読者の声」欄(2021年12月3日付)を御覧ください。
掲載方法に際しては、「株式会社 道新デジタルメディア」著作権御担当者に確認の上、許諾を得ました。
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次回もお楽しみに。

矢部玲子『「型」で身につける文章作成技術』

https://bit.ly/3G2v1Mh

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