2020年02月03日

【研究】『あまんきみこ ハンドブック』

昨年9月に刊行された『あまんきみこハンドブック』の執筆者のひとりである国際言語学科教員・矢部玲子先生から、
本書の「推薦文」をいただきました。
個人的には、夏みかんや青空や柳の緑やモンシロチョウの白が鮮やかに目の前にあらわれる「白いぼうし」を
小学校のときに読んだのを覚えています。
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あまんきみこさんは、日本を代表する児童文学作家です。
「きつねのおきゃくさま」や「おにたのぼうし」は、小学校の国語教科書にも掲載されていますので、読んだことがある方も多いことでしょう。
本書は、初めての本格的な、あまんきみこ入門書です。
執筆陣は、40名の研究者や国語教育者。作家・作品・教材について論じるだけでなく、キーワードから作品を横断的に読み解く構成となっています。
作品研究にも教材研究にも、そしてあまんさんや児童文学がお好きな方にも必携の一冊と言えましょう。
私は、あまん作品に最も多く登場する動物、きつねをキーワードに、作品の魅力を論じました。
ぜひお手に取ってくださいましたらと存じます。

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