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講演会「脳性まひの人が地域で生活するために必要なこと」を開催しました!! - トピックス – 理学療法学科 – 北海道文教大学

講演会「脳性まひの人が地域で生活するために必要なこと」を開催しました!!

2019年02月12日

先日、発達障害理学療法学実習にて、障がいのある当事者と住宅改造の専門家をお呼びして、

学生向け講演会を行いました。

理学療法の仕事は、障がいのある人を対象に行うことが多いです。

障がいのある人はどのようなことを考え、思い、生活しているのかという視点でお話しいただきました。

講義では「障がい」の話はしますが、「障がいのある人」の話は少ないです。

また大学内で障がいのある人と接することも少ないです。

学生が、障がいのある人はどんな気持ちで生活しているのか、生活に必要な能力は何かを考えるきっかけになることを、

期待して行いました!

 

最初は札幌在住の登り口倫子さん!

登り口さんは仕事をする傍らで、旅行をしたり、食事に行ったりするとてもアクティブな方です。

電動車いすのの操作性もバッチリです。

子どもの頃感じていた気持ち、これからのことなどを語ってくれました。

電動車いすを早くから使用できたら良かった話がありました。

確かに歩くようになることだけが理学療法のゴールではありませんね。

ゴール決定の主体は障がいのある人であり家族です。よりよく生きることですね。

登り口さんが子どもの頃は、大がかりな電動車いすしかなく、障害者手帳での支給は難しく、

何十万円もの自己負担が必要でした。2000年前後から、安価で手軽な車椅子が発売されて、

手に入れやすくなりました。良い時代になりました。

 

次は札幌在住の渡邊貢さん!

渡邊さんは自宅で生活している様子、服の着替え、トイレ、入浴、屋外移動の動画を使いながら、

面白く、わかりやすく語ってくれました。雪道の電動車いすはなかなか大変そうです。

大変な中にも「生きる強さ」を感じさせてくれる話でした。

 

最後は澤枝厚人さん!パナソニックエイジフリーで勤務されています。

住宅の改造にはその人の暮らしを理解することが必要で、

いつまでも家族がともに暮らせるように、改造した実例をあげてお話しをされました。

理学療法で身体にアプローチすることと、環境を調整することがうまく合致すれば、

障がいのある人の生活は豊かになることをお話しになりました。

 

最後は3名の方が集まり、学生と座談会です。

座談会では理学療法士に望むことや恋愛観などについて話がありました。

また障がいを持つということは活動が制限されるので、プライバシーの保護が難しくなります。

常に誰かがそばにいます。しかも理学療法士は身体や知覚の隅々まで評価します。

障がいのある人の大変さについて考えさせられる時間でした。

頭の中の世界がプライベートな世界かもしれません。

 

最後は、3名の先生と発達障がいゼミ生の懇親会をしました。

率直な感想について話をしたり‥‥。とても有意義な時間となりました。

ついでに国際言語学科2年生の福本さんも登場してくれました。電動車いすで移動しています!

沢山雪が降る中、登り口さんと渡邊さんは恵庭の大学まで、JR、駅からは福祉タクシーで来てくれました。

本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします!