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理学療法学科!コメディカルスタッフのための神経解剖学セミナー 開催しました - トピックス – 理学療法学科 – 北海道文教大学

理学療法学科!コメディカルスタッフのための神経解剖学セミナー 開催しました

2020年02月10日

2020年2月8日(土),9日(日)に,本学理学療法学科と札幌医科大学解剖学講座が共催で

脳の解剖セミナーを行いました.

病院施設で勤務している理学療法士などの医療スタッフの方に,神経解剖学をレクチャーするセミナーです.

2回目となったこのセミナーは,理学療法学科の小林が神経解剖学の講師とセミナー代表を務めています.

脳には多くの働きがあり,どの部分でどの働きをするかはきちんと分けられています.

例えば,手を動かす,足を動かす,話す,聞く,見る,奥行きを感じる,色を見分ける,人の顔を覚える,記憶する・・・など,

数多くの機能がそれぞれに分担されています.

脳梗塞やパーキンソン病など,脳の病気を持つ患者さんではこれらの機能がそれぞれに問題を起こします.

よって,手が動かせないけれど足は動かせる方,聞くことはできるけれどうなく話せない方,

色を見分けることはできるけれど奥行きは感じられない方,

昔のことは覚えているけれど新しいことを覚えるのは難しい方,,,多彩な症状が出現します.

理学療法士は,一人ひとりの方に合わせてリハビリテーションを計画します.

脳のどこが損傷を受けているのか? 症状の程度は? 改善の見込みは? などを見極める必要があります.

症状とCTやMRI画像で評価した脳の状態を照らし合わせ,根拠を持って評価します.

脳の構造を理解しておくことはとても大切ですが,学生時代とは違い,

自力で勉強するのはなかなか大変です...

そこで,今回のようなセミナーを行って皆で勉強しています.

当日はまず,札幌医科大学解剖学第1講座の辰巳教授の講義:「新神経解剖学,心を解剖する!」から開始.

リハビリスタッフが神経解剖学を勉強する必要性を,熱く熱く語っていただきました!

次に,理学療法士の大村優慈先生による講義「脳卒中の画像を見るための神経解剖学」

MRIの画像は,「見る」のではなく「読む」もの.知識があると読めてきます.

大村先生はこの分野の著名なテキストの著書で,先駆的な取り組みをされている方です.

その後は2日間,札幌医科大学に献体されたご遺体の脳を解剖する実習を行いました.

解剖学書を見ながら,メスやピンセットを使って脳を解剖し,脳の構造を理解していきます.

小林と大村先生で協力してレクチャーしながら解剖を進めます.みなさん真剣に,かつリラックスした雰囲気で勉強できていたと思います.

今回の参加者は総勢43名,脳神経外科,神経内科,リハビリテーション専門病院,

小児施設などで勤務されている理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士の方々でした.

参加者の方々には,非常に難しい神経解剖学を楽しく勉強できたという好評価をいただきました.

もちろん,北海道文教大学の卒業生も多く参加していました.

卒業後も学び続ける姿勢をサポートすることは,我々大学教員の大切な役割と考えます.

このセミナーは好評で,申し込み開始からわずか10日で一気に満員となり,キャンセル待ち状態の方が非常に多くおられました.

次年度も開催しますので,お早めにお申し込み下さい!

文責:理学療法学科 小林英司