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トピックス – 作業療法学科 – 人間科学部 – 学部・学科・大学院 – 北海道文教大学

作業療法学科: 臨床実習 Ⅰ を終えて〜寸劇で印象的な体験を再現〜

2017年03月22日

平成29年2月28日、1年生(10期生)50名が臨床実習Ⅰを終えました。OT学科開設以来、2回のカリキュラム改訂を行い、10期生は第3回目の新しいカリキュラムで学習しています。第3カリキュラムの特徴は、特にコミュニケーション教育に重点を置いていることです。

1年後期にはコミュニケーション技法(演習)15コマを実施し、学生同士のコミュニケーションを繰り返し実体験して、そのコツを学習・体得して慣れることで、作業療法の対象者(患者さま)やご家族、医療現場のスタッフの皆様との専門的な関わりの基礎力を形成することを目指しました。

2月初旬のクリニカルクラークシップによる臨床実習Ⅰ(作業療法現場の見学中心の実習)の開始直前には、コミュニケーションOSCE(コミュニケーションに重点を置く客観的臨床能力試験)を行い、障害のある方との初体面での会話に体当たりで挑戦。学内での成長を確認しました。

1週間の臨床実習を終えた事後指導では、実習地での体験を小グループで話し合い、印象に残った出来事をグループ毎に寸劇で表現しました。

寸劇では、脳卒中後遺症によって失語症になった方や感情調節の難しい方、精神科の患者さまなどとの関わりで、コミュニケーションに困難を感じながらも、懸命に関わろうとした学生たちの真摯な姿を見ることができました。

寸劇を鑑賞した数人の教員からは、場面に即した様々な専門的アドバイスが飛び交い、活気のある楽しい事後指導となりました。教員一同、心・技・体(知識・技能・態度)のバランスのとれた学生の成長を願い、今後も学生とともに努力を重ねる決意です。

4月から新2年生になる10期生ですが、専門科目の開講が目白押しです。卵から孵化し、夢に向かって逞しく羽ばたく日を目指して切磋琢磨して行きましょう!!

(渡辺明日香)

Basic OSCE

2016年07月21日

7月16日(土)作業療法学科3年生の評価実習前のBasic OSCE (Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床応用能力試験)が行われました。

この実技試験の目的は今後の臨床実習や臨床実践に必要とされる知識や技能に関する学習到達度を確認し、かつ、自己の問題点に対しては学生に気づきを促すことを目的としています。本学科では実習形態がクリニカルクラークシップ(CCs)による指導法に移行するに伴って、学生が臨床実習に参加出来る状態にあるかどうかを、実習参加前に大学が評価する事が求められています.Basic OSCEは評価課題を、Advance OSCEは治療場面を模擬的に設定し、臨床に必要な技能やマナーについてひとりひとりの学生の習得状況を確認します。

 

【実技試験前】

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【実技試験課題】今回のBasic OSCEでは中枢疾患と整形疾患それぞれ一つの課題を実施しました。

中枢ブースでは、脳血管障害事例に対する臥位から座位までの一連の動作, およびベッドから車いすへの移乗動作の評価を行いました。

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整形ブースでは変形性股関節症の症例を対象に、下肢股関節の徒手筋力検査を行いました。

 

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【フィードバック】試験場での個別フィードバックの他、全体の試験終了後に外部評価者(実際に臨床で働いている作業療法士)や模擬患者さんから実践状況についてフィードバックをしていただきました。

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OSCEを通して、積極的主体的な学生の態度が育成され、実りある有意義な臨床実習になるよう祈っています。また、課題のブラッシュアップ、評価の妥当性・信頼性の確保など、さらに改善し実技教育の充実に取り組んでいきます。

模擬患者としてご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 

オープンキャンパス

2016年06月28日

6月26日、今年度初めてのオープンキャンパスが開催されました。

作業療法学科の体験講義では、村上優衣先生による「高次脳機能障害の作業療法」についてのお話があり、大学の授業を体験して頂きました。

脳の仕組みについての説明や、脳血管の病気によって起こる様々な障害についてのお話がありました。

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続いて、今度は作業療法学科の先輩学生による実習体験が行われました。

2年生による実習体験のテーマは、「片手でも作業はできる!」

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脳の障害によって片手片足が不自由になった患者様に対して、

作業療法場面で実際に行われている服を着たり車椅子をこぐ方法について、

先輩学生の指導のもと体験をしてもらいました。

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片手で車椅子!?曲がっちゃう!と皆さん苦労していました。

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こちらは片手で服を着る体験。

なんとか着れてもボタンやファスナーを片手で止めるのは大変ですよね。皆さん苦戦中。

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そこで、先輩自らが作ったお手製自助具が登場。

患者様の障害に合わせてこのような道具を作ることも、作業療法士の大切な仕事のひとつです。

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続いては、3年生による体験講義「見えている世界とそこにある世界」。

村上先生の体験講義でもお話があった、脳の障害によっておこる症状の1つである

「半側視空間無視」の治療に使用されるプリズム眼鏡を使い、

目で見えている物と脳の認識のズレについて疑似体験をしていただきました。

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ごく一部ですが、作業療法学科の授業を体験していただきました。

普段なかなかできない面白い体験ができたのではないでしょうか。

参加して頂いた皆様、どうもありがとうございました。

 

次回のオープンキャンパスは7月24日(日)です。

沢山の皆様のお越しをお待ちしています!!

 

第47回北海道作業療法学会

2016年06月26日

平成28年6月4日~5日にかけて札幌コンベンションセンターにて「第47回北海道作業療法学会」が開催されました.

今年度は, 第5回全道研修会との合同開催で, 本学科の講師金子翔拓が教育講演にて「整形外科疾患の方の生活に役立つ作業療法」という内容にて講演しました.

また, 本学科卒業生がたくさん学会発表しており, 羊ケ丘病院の松野OTR(3年目), 済生会小樽病院の高波OTR(3年目), あんざい整形外科クリニックの中山OTR(2年目), 札樽すがた医院の石角OTR(1年目), 札幌医科大学大学院の吉田OTR(1年目)など約700名集まった学会にて日々の臨床や研究について意見交換をしていました.

在学中の指導のみならず, 卒後も本学教員は作業療法士としてのスキルを高めていけるよう支援しています.

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新入生宿泊研修 in 第二名水亭

2016年04月15日

4月7日(木)、8日(金)と一泊二日で、北海道文教大学の新入生宿泊研修がありました。

【8時50分、体育館集合】
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【第二名水亭で各学科に分かれてグループワーク】

今年は、「オープンキャンパスに来た高校3年生に対し、ポスターを作製して作業療法学科を紹介する」という設定で、グループワークを行いました。

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【優秀ポスター賞は??】

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このグループです。「さぎょうりょうほう」のそれぞれの頭文字から始まる文章が実にすばらしい!

 

【この研修の目的】

クラスメイトをはじめ上級生(サポート学生)や教職員と親睦を図りながら、大学生としての自覚と自立心を養い、今後の大学生活に一日も早くなれることです。

研修を通して、四年間の大学生活をともに過ごすための深い絆が形成されたようです。

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【サポート学生の皆さん、お疲れ様でした!】

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障がいを持ちながら生活する方々から学ぶ特別講義

2015年12月06日

作業療法学科では、障がいや病気をもつ当事者の方々による特別講義を実施しています。

平成27年度は、身体や精神の障がい、知的な障がいを持ちながら社会生活を送る方々が様々な授業に来学され、リハビリテーションについての考え、生活上の困難をどのように乗り越えたのか、生活の困難を乗り越えるために必要な事、生活信条などを、実体験に即してお話しいただいています。その1部を以下にご紹介します。

 

写真1)は、前期の身体障害作業療法学演習で特別講師をお願いした日本ALS協会北海道支部長 深瀬和文氏(ALS:筋萎縮性側索硬化症)と3年生の学生たちです。

深瀬さんは、コミュニケーションに口文字盤や意思伝達装置マイトビーを利用されています。口文字盤は道具の必要のないコミュニケーション技術、マイトビーは目(視線)を使って文字を書いて読み上げさせたり、 Eメールを送ったりできる視線入力装置です(写真2)。

介護者の方との口文字盤を使ったコミュニケーションを見学しつつ講義を受講した後、学生たちはさらに、口文字盤を使った深瀬さんとの簡単なコミュニケーション技術を実際に練習させていただきました。重篤な進行性の疾患を持ちながらも、アクティブに生きる深瀬さんから感銘を受け、作業療法士になることの深い使命に目覚めた学生たちでした。

 

写真3)は、後期の作業療法概論Ⅱで1年生の学生が、詩画家:阿部俊明氏とパートナーの直子さんのお話を聞いているところです。阿部さんは、頸髄不全麻痺ですが、肩甲骨のわずかな動きを使って、電動車椅子をご自分で運転することができます。その運転風景を実演してくださる阿部さんの優しさに、学生たちから歓声があがりました。

障がいを持つ前の魚屋さんとしての生活や意気込み、それが事故によって大きな変換を余儀なくされた経緯、リハビリテーションや口で絵筆を加えて描く詩画への思いなどを熱心に語っていただきました。15年間の詩画家としての生活や、培った信条なども、人生の先輩として学生たちに力強く伝えてくださいました。講義の後、学生にご自身の身体に触れさせる時間を与えてくださり、学生の成長に向けての献身的な姿から、言葉に尽くせないほどの学びを得る時間となりました。

 

このような当事者の方々から学ぶ授業を通して、学生たちは高い人間性をもつ作業療法士を目指して、日々たくましく成長しています。  (文責:渡辺明日香)

 

写真1)日本ALS協会北海道支部長 深瀬和文氏とともに(3年生)

写真1)日本ALS協会北海道支部長 深瀬和文氏とともに(3年生)

 

写真2)視線入力意思伝達装置マイトビー http://www.j-d.co.jp/welfare/mytobii.htmlより転載

写真2)視線入力意思伝達装置マイトビー
http://www.j-d.co.jp/welfare/mytobii.htmlより転載

 

写真3)詩画家:阿部俊明さんの特別講義を聴く(1年生)

写真3)詩画家:阿部俊明さんの特別講義を聴く(1年生)

パークゴルフ体験授業

2015年07月29日

先日、恵庭市内のルルマップパークゴルフ場で、3年生の高齢期作業療法治療学特論の授業が行われました。 パークゴルフは北海道で生まれた、高齢者から子供まで年代を問わず一緒に楽しめるスポーツです。 この授業では、高齢者の介護予防につながる「作業」としてのパークゴルフを、実際に年配の方達から 教えて頂き、一緒にコースを回って体験しながら学習することを目的としています。

今回は、恵庭パークゴルフ協会の皆さんにご協力を頂きました。

 

ルールを教えて頂いた後クラブとボールを受け取っていざコースへ!

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天気にも恵まれ、青空と緑に囲まれた気持ちのいい空間。これだけでも元気になります。

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打ち方を教えて頂いたり、

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一緒に回る人への配慮や後からコースを回る人への心配り、 植木などの自然を傷つけない打ち方など、大切なマナーも沢山教えて頂きました。

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スコアの付け方をレッスン中

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ナイスショット!

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最後に学生から先生へ、パークゴルフを始めたきっかけ・パークゴルフが健康にどう関係しているか・魅力などを質問し、色々なお話を聞かせていただきました。

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参加した学生からの感想は、「思ったよりも難しく、どんどんのめりこんでしまった。」「とても気持ち良かったし、年齢問わず楽しめた。もっとやりたかった」「意外と距離を歩くし、打数を計算したり打つコースを考えたり頭を使うスポーツだった」「協会の皆さんの元気さにびっくりした」「お互いに応援したり自然とコミュニケーションが広がるスポーツだと感じた」などの感想が聞かれました。

「作業」としてのパークゴルフの魅力や奥深さを体感することができた授業でした。 ご協力頂いた恵庭パークゴルフ協会の皆様とルルマップパークゴルフ場の皆様、本当にありがとうございました。

第3回 卒後勉強会

2015年07月10日

作業療法学科では今年度より、卒業生を対象とした勉強会を試行的に開催しています。第3回は、「いまさら聞けない精神科薬物療法」ということで、講師を池田先生が担当され、7月5日(日)に行いました。領域を超え、また、遠方からも卒業生が集まりました。前半は池田先生に精神科薬物療法の基本的な知識を講義していただき、後半は参加者からの質問に対するQ&Aを行いました。卒後勉強会は学生時代の講義とは異なり、各自の臨床経験からの疑問があり、質問も参加している卒業生が関っている方や施設の様子が見えてくるものでした。池田先生からも、医師という専門家としての立場から、また、臨床の先達としての立場から、卒業生と対話しながらの回答となりました。

 

第3回卒後勉強会

 

次回は、8月22日(土)に「統計の初歩の初歩」を開催予定です。

障がいをもつ方々のコミュニケーション支援を目指して実習しました!!

2015年07月03日

筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脳血管障害後遺症などのために手足を思うように動かせず、声をだすことができない方々。これらの方々へのパソコン等を使ったコミュニケーション支援は、作業療法士の重要な仕事の一つです。

このような専門的能力の育成に向けて、3年生:身体障害作業療法治療学実習では、6月22日に3時間の実習を行いました。特別講師は、障がいを持つ方々のコミュニケーション支援を専門的に担うNPO法人iCareほっかいどうのスタッフの皆さんです。

実習では、意思伝達装置(伝の心、オペレートナビ、レッツチャット、ハーティラダー、マイトビー)などの基礎的操作法を学び、多種類のスイッチやセンサーに触れることができました。スイッチやブザーの製作も体験。自作のスイッチを用いた意思伝達装置の操作練習も行いました。

コミュニケーション支援に意欲をもつ、多数の作業療法士が巣立つことを願っています!!

 

レッツチャットとペチャラの操作説明

レッツチャットとペチャラの操作説明

 

視線を使ってマイトビーの操作練習

視線を使ってマイトビーの操作練習

 

スイッチ・ブザー製作:半田付け

スイッチ・ブザー製作:半田付け

オープンキャンパス@文教を行いました!

2015年07月01日

6月21日(日)に今年度第1回目のオープンキャンパスが開催され、計28名にご参加いただきました。学科紹介,体験講義・実習,学食体験や先輩との交流など盛りだくさんの内容でしたが、北海道文教大学作業療法学科のキャンパスライフを想像して頂けたのではないでしょうか。

当日の写真をご覧ください.

石田裕二学科長の「脳の構造と機能」の体験講義:複雑な脳の構造と機能をおもしろおかしく話してくれました。作業療法士になるにはこれらの知識が必要なんです!

石田裕二学科長の「脳の構造と機能」の体験講義:複雑な脳の構造と機能をおもしろおかしく話してくれました。作業療法士になるにはこれらの知識が必要なんです!

 

渡辺明日香教授による「カナダ作業遂行測定(COPM)」体験実習:参加者の様々な要望をカナダ作業遂行測定にもとづいて、分類してもらいました。

渡辺明日香教授による「カナダ作業遂行測定(COPM)」体験実習:参加者の様々な要望をカナダ作業遂行測定にもとづいて、分類してもらいました。

 

石田学科長による「骨標本を用いた運動学」の体験実習:普段はあまり意識しない関節運動ですが、骨標本を用いると良く見て理解することができます。

石田学科長による「骨標本を用いた運動学」の体験実習:普段はあまり意識しない関節運動ですが、骨標本を用いると良く見て理解することができます。

 

先輩学生との交流:「授業は難しいですか」「アルバイトはしていますか」「一人暮らしはどうですか」など先輩学生と「気になるキャンパスライフ」についてお話し合いをしました。

先輩学生との交流:「授業は難しいですか」「アルバイトはしていますか」「一人暮らしはどうですか」など先輩学生と「気になるキャンパスライフ」についてお話し合いをしました。